エリスマン邸バレンタインのコーディネートができるまで~応接室編~


こんにちは。

食空間コーディネーター 中西まゆみです。

 

少し時間が空いてしまって申し訳ありません。

 

エリスマン邸のバレンタインのコーディネートの解説の続きを綴りますね。

 

食事を終えて、ディナーテーブルから応接室へ移動して、暖炉の前でゆっくりを過ごす時間をイメージしています。

ソファーのファブリックの色あいに合うファー素材のカバーをかけて、温かみを感じるように演出しています。

六角テーブルのクロスも同じく、起毛素材のあたたかそうなものを使いました。

 

食後の5C。

コニャック Cognac

チーズ Cheese

コーヒー Cafe

ショコラ Chocolat

シガー Cigar

ヨーロッパで大人の男性の嗜みと言われている『食後の5C』を表現したかったのですが、シガーについては全くの無知。嫌煙のこの時代に、シガーをテーブルコーディネートに取り入れることにも悩みましたが、まずは札幌市内の『たばこ』の専門店を訪問しました。

店内には、シガー、パイプ、水タバコなど、普段あまり目にすることのない喫煙具がたくさん並んでいます。

装飾、ディスプレイに使いたい旨お話し、シガーについて親切に詳しく教えていただきました。

一般的な紙巻きたばことは全く違うものだということがわかり、ディスプレイに取り入れて『食後の5C』を表現しよう!

そう決めて、再度訪問。選びきれないほどある銘柄の中から選んだのは、高級煙草の名産地キューバの葉を使用しているという、『TE AMO』というもの。

発音はティアモ。

ティアモと聞いて思い浮かべるのはEXILEのバラードの名曲『Ti Amo』。

綴りが違うので、同じ意味なのかわからなくて調べてみるとスペイン語で「愛してる」の意。

これは、バレンタインの夜にぴったりな銘柄!!、と大興奮したのは言うまでもありません。

 

 

北海道~横浜への輸送途中にブランデーグラスが1客割れてしまいましたが、コニャックをディスプレイ。

コンセプトには、「コニャック片手に燻らせるシガー」と情景をイメージできるようにしました。

本物のコニャックを入れるわけにはいかず、この液体は「醤油」を水で薄めたものです。(笑)

 

こちらのトレイには、ショコラの他、クッキーとマカロンを乗せています。

芸が細かすぎて伝わらなかったかもしれませんが、クッキーにもチョコレートにも一つずつ、ハート型のものを仕込んでいました。

 

残念ながら、ハートがわかる写真がありませんでした。

 

「これは何ですか?」のお声を多くいただきましたが、こちらはカップケーキをイメージしています。

 

ダイニングにも主役の席にはクラウンのオーナメントを置きましたが、関連付けて主役のカップケーキはクラウンを模してあります。

 

こちらのチェストにはダイニングと同じく深紅のバラを。

洋館ですので、洋書もディスプレイいたしました。

 

さりげなく、ここにもハートを。

「ここにもハートがある~」と歓声が聞こえてきたのが嬉しかったです。

 

暖炉の上のシンメトリーなスペースには赤いバラをあしらった丸いオーナメントを。

実はこれも、左右の黒い吊り台を合わせるとハートになるかも!というこじつけにも近い、一見気がつかない技を仕込んでありました。

 

 

六角テーブルの上に高さを出してアクセントになってくれたマカロンタワー。

いわゆるセンターピースですね。

 

いかがでしょうか。

前記事の繰り返しになりますが、一つ一つのアイテムに意味をもたせ、あるところでは関連付けた使い方をしたりしているのがおわかりいただけたでしょうか。

今回のように、展示が目的のディスプレイであっても、しっかりとしたコンセプトに基づき、食卓を囲む人を思い浮かべながら、季節をあてはめ、使うアイテムや素材選びをして完成したコーディネート。

テーブルコーディネートを始めようと思ったら、むやみに器を並べるのではなく、季節やコンセプトを考えていくのがテーブルコーディネートの上達のコツです。

エリスマン邸記事におつきあいいただきまして、ありがとうございました。