こんにちは。
食空間コーディネーター まゆ です。
今日は『食空間コーディネーター』ってなに?
ということについてお話しいたしますね。
食空間コーディネーターとは、『NPO法人 TALK食空間コーディネート協会』が実施する試験に合格して取得する資格の名称です。
以前は『テーブルコーディネーター資格』という名称だったのですが、私たち食空間(テーブル)コーディネーターは、テーブル(食卓)の上を整えるだけでなく、いかに心地よく、いかに食べやすく、いつもより会話が弾んで思わず楽しくなるように、その日の食卓がより良い記憶として残るように、美味しいお料理がより美味しく感じられるように考え、工夫し、テーブルを囲む空間すべてを快適にコーディネートすることが使命とされているという考えから、『食空間コーディネーター』という名称に変更されました。
お食事とは、単にお料理を味わうだけではありません。
私たちは普段、無意識のうちに見るもの、聞こえるもの、匂い、手触りなど五感のすべてを使ってお食事をいただいています。
五感のうちのひとつでも、不快なことがあったなら、その日のお食事は、美味しかった記憶にも楽しかった記憶にもならないのです。
せっかくのお食事が、不快で残念な記憶になってしまうのはもったいないことですよね。
実際に、舌で感じる美味しさは全体のわずか1~5%でしかないとの実験結果があるそうです。
味覚とは、五味(甘い・しょっぱい・酸っぱい・辛い・苦い)を感じることですが、五味のバランスが取れていて、美味しいと感じたとしても、実際の美味しさは80%もの割合を占める視覚のほか、臭覚・触覚・聴覚に大きく左右されているのです。
お食事をする時の見た目がいかに大事かということは、普段の経験からもおわかりいただけるかと思います。
私たち食空間コーディネーターはもちろんですが、あなたがご家庭で食卓を考える時にも、味の良さ、見た目の美しさに加え、舌触り・手触り、香りの高さ、音響など、食空間全体の心地よさを考えると、お料理はより一層美味しくなって、一緒に食卓を囲む人と笑顔で会話が弾むようになり、「美味しかった~」、「楽しかった~」と記憶に残ることは間違いありません。
あなたにも、食空間のコーディネートの大切さを理解し、美味しい食卓を囲んでいただけたら、と思います。