食卓に飾るお花のタブーについて


こんにちは。

食空間コーディネーター 中西まゆみ です。

北海道は、春の花が色とりどりに咲いていて、新緑と合わせてとっても綺麗な季節になりました。

 

春の訪れが遅い北海道。

桜と梅が同時に咲くことでも有名です。

 

こちらはライラック。

昭和35年に札幌の木に選ばれていて、札幌市民にとっては大変親しみのある木です。

 

ライラックといえば、甘く爽やかな香りが特徴です。

香りが良くお花も可愛いので、部屋に飾りたい!食卓にも飾りたい!と思うこともあるかもしれませんね。

 

テーブルコーディネートを楽しむ際に、季節を取り入れたり、テーマ性を持たせるために、テーブルの中央にお花を飾ることは、テーブルコーディネートの主旨を伝えるためにとても意味のあることです。

でも、お花を選ぶ際に注意しなければいけないことがあるんです。

ポイントをお伝えしますね。

  • 香りの強いもの
  • 花びらや小さい葉、花粉が落ちるもの
  • 悲しみ事の時の花

こういったお花は、食卓に飾るのは避けましょう。

 

お花に香りがついていては、せっかくのおいしいお料理の香りを邪魔してしまいます。

花びらや花粉が落ちてしまうのも、食事の場面では不快に感じてしまいますよね。

 

そして、もうひとつ大切なことは会話・コミュニケーションの妨げにならない高さ、ボリュームであることです。

食卓の上ではあくまでもお料理が主役。

そして、食事中の会話が弾み、コミュニケーションを取りやすくすることがテーブルコーディネートの目的であって、醍醐味なのです。

 

私がいつもお伝えしていることは、ビジュアルだけにこだわるのではなく、一緒に食事をする相手のことを大切に思いながら楽しむのが真のテーブルコーディネートということなのです。

相手の顔を思い浮かべながら、喜んでもらえるよう、食卓にふさわしいお花を選んでくださいね。

 

ライラックは残念ながら水あげが難しく、すぐに萎れてしまいます。

同時にせっかくの香りも失われていくので切り花にはあまり向きません。

 

良い機会なので、ライラックの専門家に問合せしてみました。

 

やはり、すぐに萎れて香りも弱くなってしまうので、切り花には向かないとのことでした。

 

可愛くて香りのよいのが特徴のライラックですから、食卓で楽しむよりは、庭木として楽しむほうがよさそうですね。

 

ちなみに札幌の花は『すずらん』です。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。