エリスマン邸バレンタインのコーディネートができるまで~メインダイニング編②~


こんにちは。

食空間コーディネーター 中西まゆみ です。

前の記事では、今回の装飾のコンセプトを決めてから、そのコンセプトに沿ったメインダイニングのテーブルクロスを調達するにあたっての苦労話を書きました。

さて今日は、タイトル『”Bijoux” 大人リュクスなバレンタイン』のBijouxについて書きたいと思います。

Bijouは宝石の意味で、今回使ったBijouxは、Bijouの複数形になります。

大人の男性を主役としとしたテーブルのため、色味は抑えて渋めにはしていますが、やはりバレンタインの華やかさを出したくて、煌めき感を演出しようと考えていました。

ひとつは、テーブルクロスに使った下地の赤い布の光沢とトップクロスのパールオーガンジー。

そして、プレイスマットもシルバーブラックに煌めくビーズ素材のものを使いました。

ナプキンリングはパールをあしらったもの。

センターの薔薇のフラワーベースから垂らしたシルバーのボールチェーンもそのひとつ。

ハートに形どったのは、現地での思いつきでした。

アミューズグラスの中にはビジューの演出で、フードに見立てたパールを入れて。

西洋館巡りをしていらっしゃるアマチュアカメラマンの方々はこちらを被写体として多くの撮影をされていたようで、思いがけず人気のアングルになっていたようでした。

そして、こだわったのは、シャンパンのボトルデコレーション。

GUCCIプロデュースのワインブランドGIOIA。

日本で唯一GIOIAのスワロフスキーのボトルデコレーションの認定を受けている友人 NINE MUSE 蠣崎希さんに依頼して、私のサロン名 Camarade.と、私の名前からMayuとデコレーションしてもらったのです。

「Camarade.Mayu」 はHPのURLやアメブロのURL、そして、メールアドレスなどに統一して使用しているものなので感慨深いものがあります。

希さんは、ネームだけでなく、スワロフスキーを散りばめたデザインを考えてくれました。

カットが入っているので光を受けてキラキラしてくれるガラス。

縦ラインが入ったグラスとデザートカップを使いましたが、すっきりした縦ラインで統一感を持たせるようにしました。

プレゼントコーナーは、GIOIAとの関連性を持たせてGUCCIのプレゼント。

クロスのオーガンジーと関連性を持たせて、オーガンジーのリボンを。

ひとつひとつの全てのものに意味を持たせ、バランスを考えながらのコーディネート。

素材、色、ストーリー。

すべてがコンセプト通りに、まとめられたテーブル。

ぱっと見で「素敵~」と言っていただけるととても嬉しいのですが、こうしてみると実はとても奥が深いテーブル。

Bijoux いかがでしたでしょうか。